FM802 BEAT EXPO(書き起こし)

  • 番組 : FM802 BEAT EXPO
  • 日時 : 2010年11月24日(水)19:00-21:00

番組のDiaryに出演時の写真があります。


DJ 早川和余 : どうもこんばんは。
高橋 : こんばんは。よろしくお願いします。
早川 : よろしくお願いします。すいませんねぇ「今日ずっとperidotsさん居ますよね802に」ってさっき言っちゃって。
高橋 : (笑)いえいえ。ずっと…ずっと居ました。
早川 : 水筒…私も今日水筒持ってるんですが、その水筒の中身は何なんですか?
高橋 : これはハチミツ入りの紅茶ですね。
早川 : はぁーーー。のどにいいんですか?
高橋 : (笑)気休め、ですね。
早川 : (笑)ありますよね。私は生姜入りのレモネードです。(高橋 : あぁーー)なんかいい気、しますよね。
高橋 : そうですよね。おまじないみたいな。
早川 : そうそうそう、乾燥する季節ですから。そんなわけで、今日は加湿器もいっぱい焚いておいたんで、結構湿り気があるスタジオだと思いますので。今日はギター1本で弾き語りということです。ではお願いします。“夜のちょっとスタジオ”今夜はperidotsのスタジオライヴです。

高橋 : 1曲目ラプソディ・フォールズ、正式名称は「急に石が飛んできて/Rhapsody Falls/罪」というタイトルなんですが、これを聴いて下さい。

  • 急に石が飛んできて/Rhapsody Falls/罪(Studio Live)/ peridots

高橋 : ありがとうございます。続きまして…一変してちょっと激しいナンバーをやりたいと思います。peridotsは初のフルアルバムを11/17にリリースいたしまして「MY MIND WANDERS」というタイトルなんですが、そのタイトル曲「My Mind Wanders」を聴いて下さい。

  • My Mind Wanders(Studio Live)/ peridots

早川 : ありがとうございました。
高橋 : 血管が切れそうになりました(笑)。
早川 : 血管切れそうでしたよね、今(笑)。いや、でもね、私ちょっと世界に入り込み過ぎて、DJとしては久しぶりにカフを上げないでしゃべろうとしてしまって(高橋 : 笑)。久々にこれやりましたね。それぐらいライヴに入り込んでしまいました。今日は“夜のちょっとスタジオ”、peridotsが来てくれて、2曲演奏して下さいました。2曲ですけど、最初の曲は正式名称が「急に石が飛んできて/Rhapsody Falls/罪」…これは三つあったんですか、元々?
高橋 : えーっと曲としては普通に、別々のものをくっつけたというわけではなく、こういう構成の曲をつくって。詞をつけるときにバラバラにつけちゃったんですね。で、それぞれがストーリー性というものも特に持たないままバラバラに歌詞をつけてみて、それでなんとなく後から、“こういう流れがあるかな?”ぐらいに自分で気づいたものだったという感じですかね…。
早川 : 気づいたらこんな感じになってたっていう感じですか。
高橋 : なんか後付けの流れが、自分で後から気づいたっていうのはありますけど。でも歌詞は別々にそれぞれの曲として作っちゃいました。
早川 : 結構、自分の本能的にやってることに素直に従うタイプですか?
高橋 : あんまり、論理的にどうとか、そういうタイプでもないので、とりあえずやってみて、良くなかったら直して、っていう、それぐらいの感じですかね。
早川 : そしてアルバムのタイトルナンバーでもある「My Mind Wanders」で、ちょっと血管切れそうになりましたけど(笑)。いや、さっきからずっとBBSとかでリスナーさんから「本当に美しい、天使の歌声だ」「すごい」というのがどんどんどんどんいま届いていて。でも、そういう美しい部分もありつつ、かなりいま声が、本当に私なんか吹き飛ばされそうな感じでした、すごかったです、声量が。
高橋 : そうですね…つくるときはそんなにガンガン歌いながらつくるわけじゃなくて。まぁ静かに歌ってつくったものが、後から本気で歌ってみようってなった時に、あれ?こんなに高い曲だったっけ?ってちょっと後悔する時も、時々ありますね。
早川 : 後悔?(笑)自分がつくったけど?
高橋 : こんなの自分で歌えない、っていうくらいの時があって、それを練習してだんだん歌えるようになってくる、っていう曲、何曲かありますね。
早川 : 自分でつくって後悔することもあるんですね(笑)。
高橋 : そうですね。後悔する曲の一曲でしたね、「My Mind Wanders」
早川 : (笑)そうなんですね。今月11/17に1st フルアルバムということでリリースになっておりますので、皆さん聴いてみて下さい。なんか…でも、1stなんですね。
高橋 : そうなんです。ほんとに言えること、言えないことたくさんいろいろありましてー。(早川 : 笑)でも本当にすごく良いものが出来たので、もうこの6年なり8年かかったことが、ぜんぜん、意味があったことだったのかな、と思えるものが出来たと思っています。
早川 : ここ数年はどうですか…心境でもいいし、プライベートでも、自分の中でいろいろ変化があった時期だったんですか?
高橋 : やっぱり「オールライト」という曲ですとか、いま歌った「My Mind Wanders」という曲の歌詞にも表れていて。でもそれぞれは、結構昔の曲と最近の曲でつくった時期も違うんですけど、同じ事を奇しくも歌っていて、結局「自分でしかない」っていう。誰に何を言われても自分を変えることは出来ないし、自分を導くのは自分でしかないし、ありのままでいるしかないんじゃないかという、メッセージとかテーマを自分に言い聞かせるように、なんとなく、曲に歌詞を書いたときにそういうものが出てきたっていうのがあって。まさに、そういう心境でしたね、この数年は。無理して自分を取り繕おうと思っても無理だなと、自分を信じてありのままでいるのが一番なんだなって、痛感した数年でした。
早川 : ちらっとperidotsのブログを見させてもらったんですが、なんかお母様が“コウキらしいアルバムだ”という感想をくれたって書いてありましたよね?
高橋 : そうですね、僕らしさってなんだろうって、僕すーごい考えちゃったんですけど、それ言われたときに。でもまぁ本当にわかってくれてるんだろうな、と思ってますけど。
早川 : 電話があったんですか?
高橋 : メールでしたね。
早川 : メールとかやりとりするんですね。
高橋 : だいぶ上達してきてますね(笑)。
早川 : お母さん世代は初めは結構苦戦しますよね。
高橋 : 最初すごかったですよ、なんかあの(笑)ダイイングメッセージか!?っていうぐらいのものが(早川 : 爆笑)苦しいのかな?っていうくらいのメールが、最初は来ましたけど。最近は上達してきました。
早川 : でも、うれしいですよね。「らしい」っていう言葉って。
高橋 : 今回は自由につくったので、聴きにくいかな?と思って、「あんまり期待しなくていいよ」みたいな感じでCD送ったんですけど、気に入ってくれたみたいでうれしかったです。
早川 : ほんとに、いろんな言葉といろんなメロディといろんな楽器が、結構複雑に絡んでるんだけど、それが難しくないんですよね。
高橋 : そうですね、それは本当に歌が一番良く聞こえるようにと、一番そこを目指しました。
早川 : CDのジャケットの中をちょっと見てたら、ひとつ気になったんですけど、なんだろう、このリンゴ飴みたいな…?
高橋 : あーー見つけちゃいました?
早川 : あれって楽器なんですか?
高橋 : それは、あのドラムテック…ドラムの調整をしてくれた小関さんっていう方が持ってきたんですけど、かの清志郎さんもすごい気に入ったという、おもちゃなんです。
早川 : おもちゃなんですか。
高橋 : 「くるくるレインボー」っていう名前の。竹の棒みたいなやつにリボンを蛇腹というか、二重に貼り付けたもので、下の方が可動式になってて、回すと、それが紙風船みたいにクルクルクルッて、きれいになるんですよ。これ、レコーディング中にみんなでハマっちゃって、クルクルクルクル…本当にただのおもちゃなんですけど。
早川 : 写真で見ると、ガラス細工かな?って思うくらい、きれいな色がいっぱい入った感じにみえるんですけど…そうなんだ、おもちゃなんだ。
高橋 : 気になった方はチェックしてみて下さい(笑)。「くるくるレインボー」で何か出てくると思います。
早川 : 気になった方は探してみてはいかがでしょうか。…よかった、名前がわかって。気になってましたんで、すいません。
高橋 : 気づく人が誰かいると思ってました。とうとう…。でも、初です。
早川 : 気づいちゃいました。皆さんもCDの中、さがしてみて下さい。で、CDがリリースになりまして、今後またツアーで全国回られるとということで、関西は12/6ですね。心斎橋のJANUSです。チケットは発売中です。…ここには「くるくるレインボー」は来ないですね(笑)。
高橋 : あーーでも可能ですよ、それは(笑)。
早川 : 可能ですか。
高橋 : まぁ、わかんないですけど。持ってくることも可能。
早川 : ちょっと見たいですけどね。ツアーという形は久々になるんですか?
高橋 : アコースティックのツアーを今年は大阪と東京だけやりましたけど、バンドでのライブは久しぶりですね。楽しみですね。絶対いいライブになるっていう確信が、意味のない確信ですけどすごくありますね。
早川 : 私、昔peridotsさんにライブ後かなんかに、ちらっとご挨拶したときに「僕は絶対CDよりライブがいいんですよ」とおっしゃってたのが…、
高橋 : アッハッハ!言いましたっけ?
早川 : 記憶があるんですけど。
高橋 : あーそうなんですか。それはずっと言われ続けてて、でも今回のアルバムをつくって、その「ライブがいい」と言われてた、その間を埋めることが、ヘタしたら「CDの方がいいじゃん」って言ってくれる人が現れるくらいのものが出来たんじゃないかなとすごく満足してます。
早川 : ちょっとこれは、ライブも新しいアルバムも深いところまで聴き込んでもらえればと、思います。というわけで、今日はステキなライブを本当にありがとうございました。
高橋 : ありがとうございました。



【topaz】