倶楽部AKANEIRO@東京 REPORT

フジファブリック主催イベントに呼ばれたperidots。以前ペリのサポートだったDr.城戸紘志氏が現在サポートしているフジファブリックのメンバーに薦めてくれた縁で呼ばれたみたい。出番はハナレグミの後、2番目。
登場するなり「ペリドッツ降臨!」。その後で「...使い方合ってる?」とつぶやく高橋さん。
「When the sun goes down」弾き語りや、Sunnyさんと2人でやる「eyes」など、聴かせる曲が真ん中に集められて、鮮烈に観客の心に刻み付いたんでないかと。凄みがあった。ハンドマイクの時の高橋さんの動きがすごく印象に残る。何かにとり憑かれているといった感じ? 体を前後に揺らしたり、前のめりになったり、手を前に差し延べたり、腕の動きが印象的。確かに歌い方はロックというよりゴスペルとかソウルのヴォーカリスト寄りなのかも。「eyes」が今一番凄い曲だと思う。「天国も地獄もみな地上だから......逃げようがない」ていう歌詞をあんな風に歌いあげられたら、立ち尽くすしかない。ありのままの現実を、その絶望を突きつけられても、目をそらさず見つめる厳しさ。ただ圧倒されるしかない。
MCのたどたどしさや素な振舞いは絶対確信犯ですよね? 結構ニコニコしてた。目を見開いて歌う。遠くを見やったりもする。目を奪われる。
「ライフワーク」の「皆にも拍手を」のところで会場を指差す高橋さん。
MCでは、(バンドでやってるけど)peridotsは高橋孝樹のソロプロジェクトで、流れ流れてこの形にきた、というようなことを。「流されてみるのもね、いいですよ...」とかいってたかな。 「大阪でラジオやってるんですよ」と話す横でにやにや笑うSunnyさん。
先にあった大阪の倶楽部AKANEIROでのサポメンからまたもや一部交代。さすが入れ替わりの激しいバンド、peridots。個人的には2006年ワンマンのサポートメンバーが最強ですが、高橋さんの歌のよさを殺さないという意味ではこっちの方がいいのかも。
フジファブリックと一緒のアンコールはフジ「茜色の夕日」で高橋さんゲストボーカル。ハンドマイクで歌う。フジファンに気を遣っているのか「決して皆さんを敵にまわすつもりはありませんので」といってた。腕挙げたりぴょんぴょん跳ねたり楽しそう。このギャップがおもろい。志村氏みたく、ちょっともったりと、けだるげに歌う。レアだし、楽しかったけど、やっぱりペリは自分の歌を歌うからこそ光を放つと思うわ。
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