FM802「UPBEAT!」peridotsゲスト出演 書き起こし


DJ(加藤真樹子): FM802 UPBEAT!ここでスタジオにはperidotsからヴォーカル タカハシコウキさん、ギター久保田光太郎さんのお二人が来てくださいました。こんにちは。
タカハシコウキ&久保田光太郎 : こんにちはー。よろしくお願いします。
DJ : タカハシさんはこのスタジオのマイクの前でしゃべるのは…?
タカハシ : 何年ぶりなんでしょうね…?
DJ : 何年ぶりでしょう…でもキャンペーンの度にはお会いしてるとは思うんですが。
タカハシ : ですね。それでも軽く5年くらい*1経ってると思います。
DJ : でもFM802というステーションは「ただいま感」はすごいありますね。
タカハシ : そうですね。本当に…ずっとやってましたのでなつかしい感じもありますし。
DJ : 2006年の10月から1年間、FM802の番組「Music Freaks」のDJを隔週で担当されていたので、802に帰って来ても「あーどうもどうも」の応酬になってましたけど(笑)
タカハシ : ねぇ(笑)本当に、ありがたいことです。
DJ : お帰りなさいませ。そして久保田さんとは、私こうやってお話しさせていただくのは初めてということで。よろしくお願いします。
光太郎 : はじめまして!よろしくお願いします。
DJ : Music Freaksと聞いて思い出すのはどんなことですか?
タカハシ : ホントに恐怖しかないです(笑)。
DJ : 恐怖しかない!?(笑)
タカハシ : 一言で言うと恐怖だったんですけど。
DJ : あの、2時間の生放送で。
タカハシ : 本当にポンッと、何の準備も無く、出されたというイメージだったんで、すごく恐かったです。でも思い出すのは、弾き語りをよくしてて、生で、すごく緊張もしましたけど、いろんな曲をやって、いい経験になったなというのは一番思い出しますね。
DJ : 音楽を届けるということもそうだし、歌声そのものも生で、たくさん聴けたなぁっていう1年だったなと、すごく思い出しますね。それが2006年のことでしたけども、その頃はperidotsは1人のユニットという感じだったんですね。
タカハシ : ソロ・プロジェクトでした。
DJ : ソロプロジェクトだったperidotsが2015年に現在の4人組になりました。このメンバーは初期peridots、それこそMusic Freaksより前のバックバンドのメンバーが、ってことですよね。
タカハシ : そうです。デビュー前にすごくよくやっていて。いろいろあって一旦離れて。で、僕がまた1人になった時に、事務所とかいろいろ離れてフリーになった瞬間にまず、また一緒にやりたいと思ったのが今のメンバーだったので。念願の、
DJ : 念願の?
タカハシ : はい。ずっとバンドになりたかったので。
DJ : バンドとしての音を楽しんでいるという感じの曲たちが届いているので、これから更にということで、すごくワクワクしてるんですけど。peridotsのリリースがこれから続くんですよ。こんな続いたことなかったんで、ここ何年。(タカハシ : 笑)だから、ドキドキします。
タカハシ : そうですね。僕もドキドキしてます(笑)。
DJ : どんな曲たちが続いてくるのか。楽しみにしてほしいと思います。その4人組のバンドになったperidots初の音源が先月リリースになりました。タカハシさんはすごいソングライターでらっしゃるんだけれども、ものすごい歌い手でもあるということがよくわかります。声が楽器みたいじゃないですか。
光太郎 : そうですねぇ。
タカハシ : 恐縮です…。
DJ : この曲をレコーディングしたときのタカハシさんの様子は、光太郎さんから見てどんな感じだったんですか?
光太郎 : いつもと同じです。あんまりそんなにテンションの上下がない人なので。ただ今回、僕らがやったレコーディングというのが、本当にアナログテープでどんっと録るっていう…エンジニアの言葉を借りれば「たぶん日本でやってるのは我々だけだ」と言い切ってたので、たぶん本当にそうなんでしょう。ノスタルジックな気持ちでやってるわけではなくて、僕らがその方法論をチョイスしてるのは音のためなので。だから、出来ればスピーカーで、イヤホンではなくスピーカーで大きな音で聴いてもらいたい楽曲なんです。
DJ : なるほど。その音の生々しさみたいなものとかが、そのまま。
光太郎 : アナログの音は本当に違うので…その全然違うんだってことがどうしたら伝わるんだろう。難しいとこだけど。
DJ : ラジオの音でどれくらい伝わるかな?
光太郎 : ラジオでも充分伝わると思いますね。
DJ : ほんとですか。じゃあ、耳ダンボにして聴いてほしいと思います。曲紹介をお願いします。
タカハシ : peridotsで「100%」

・100% / peridots

DJ : 今日この時間のゲストはperidotsからヴォーカル タカハシコウキさんとギター久保田光太郎さんのお二人をお迎えしてます。お届けしたのは「100%」という曲でした。今までのと、あえて言いますが、今までのperidotsの曲を聴いていた方は「なんだ!?新しい曲きた!」となるかもしれないですね。
タカハシ : そうでしょうね。新曲をたくさん作りましょう、となった時の1発目がこれだったので、恐る恐る光太郎さんにデモテープ送ったんです。これ1発目で何て思われるんだろうと思いながら送ったら、すぐ「これカッコいい!」って返信が返ってきて。
DJ : 食い気味くらいに(笑)。
タカハシ : 良かったぁと思って。これカッコいいと思ってくれるんだ、良かった!と思った。
光太郎 : 謎…謎のデモテープでしたけど。
タカハシ : ほんと、ヒドイ…。
DJ : デモの段階では?こんなジャズファンクみたいな感じには全くなってない?
光太郎 : ぜーんぜん。ドラムと謎のシンセが入ってるのに、タカハシ君が歌ってるだけの。
DJ : (笑)めちゃシュールな感じの。
光太郎 : でも、これは絶対カッコよくなるなと瞬時に思って。
DJ : なるほどー。そう、まさにタカハシさんが作詞作曲、曲の骨を作り、久保田さんが楽曲のアレンジを広げていくわけですけど、アレンジってどういうことを考えながらされるんですか?
光太郎 : peridotsだけで言えば…タカハシ君の「気持ち悪さ」みたいなものが一番濃く出るようにって常に考えてます。
DJ : まだ「気持ち悪さ」がリスナーの方に伝わってないですね。
タカハシ : ハッハハハハハ。
光太郎 : 大事なことですから。そういう「特異性」みたいなもの。
DJ : そうですよね。だって、さっきの「100%」に関しても、「えっ、なんて言った?!」みたいな歌詞がね…。
光太郎 : ぶっ飛んでますよね。
DJ : ギョっとするって言うか(笑)一瞬ね、ギョッとしたんですよ、私は。「なんて言った、今?」ということとか、あったりするので。この朗らかに笑っているタカハシさんが、穏やかなだけの人だと思っちゃダメなんですよ。
タカハシ&光太郎 : (笑)
DJ : でもそこの、濃いところを抽出する仕事みたいな。
光太郎 : そうですね。ホントそのとおりですよ。なるべく濃いまま、形になればなと。
DJ : 目の前でずっと私たち、タカハシさんのことについて語ってるのを黙って聞いてる気持ちはどうなんですか。すいませんね、大丈夫でした?
タカハシ : いえいえ。
光太郎 : たぶん気持ち良かったと思う。
DJ : ホントですか。
タカハシ : 結構、光太郎さんは面と向かっていろいろと言ってくれるし、褒めてもくれるし、注意もしてくれるので。今のことも初耳ではないので(笑)…ありがたいですね。
DJ : 「100%」先月リリースになりまして、今月「Outsider」9月に「Little Step」そして10月に7曲入りのe.p.「4×4」がリリースになります。なんと今日は8月と9月のリリースをすっ飛ばして10月リリースの「4×4」をお送りしようと思いますが、なんかすべてはここに向かって行くっていうイメージですか?
光太郎 : そうですね。これを聴いてくれ。
DJ : 『これを聴いてくれ』! ホントにこれはストレートなバンドサウンドだなと思いましたし、後はタカハシさんの言葉がめちゃめちゃストレートだなと思いました。
タカハシ : これは4人でバンドになったことの思いをぶつけた曲なので、「バンドになった記念」じゃないですけど、この曲をきっかけにいろんなことが動き出したという感じですね。特別な曲です。
DJ : まさに。特別な曲を今日は最後に、「4×4」をお送りしようと思います。リリースは10月までお待ち下さいね。今日は特別にお送りしたいと思います。ということで、UPBEAT!今日のゲストはperidotsからヴォーカル タカハシコウキさんとギター久保田光太郎さんのお二人をお迎えしました。どうもありがとうございました。
タカハシ&光太郎 : ありがとうございました!

・4×4 / peridots


【tpz】

*1: 前回、FM802の加藤さんの番組に出演したのは2015年9月、約3年前です