TBSラジオ 「Kakiiin」(書き起こし)

peridotsの出演は20時25分頃)
番組blog(ゲスト出演時の写真あり):http://www.tbsradio.jp/kakiiin/2010/11/peridots.html


DJ:お客様はNew Album「MY MIND WANDERS」をリリースしたperidotsの高橋孝樹さんです。こんばんは。
高橋:こんばんは。初めまして。よろしくお願いします。
DJ:よろしくお願いします。えーとですね、高橋さんは、僕がこの番組の18時台でも皆さんにお話したんですけども、今年37歳? 8月で。
高橋:そうですね。
DJ:僕がえっと来年の3月で37歳なので、同じ学年。
高橋:あ、学年が一緒。素晴らしい。
DJ:ねえ。そして、初めての、オリジナル、フル、アルバムリリースなんですね。
高橋:そうですね。すごい、でしょ?(笑)
DJ:すごいです(笑)本当に。
高橋:はははは。これギネスとか何かないのかな?って思ってるんですけどね、ちょっと。
DJ:僕ね、今回のアルバムを聴いて、こう僕ら何というか、言葉が悪いかもしれないですけど、試聴会というのをするんですよ。いろんな方の。
高橋:はい。
DJ:それで、peridotsさんのアルバムを聴いて、「是非ゲストに呼ぼうよ」という話になったんですよ。で、調べるじゃないですか、ゲストのことを。そしたら、空白のね、時間があるんですよ。
高橋:っふふ(笑)。何っ回もあると思いますよね、多分ね。
DJ:2002年まで。
高橋:ああ、そうですね。はい。
DJ:その、いわゆるデビューが2002年で、それまでの足取りが掴めないんですけれども。(高橋:へへ笑)僕と同い年じゃないですか。僕2002年というと社会人8、9...。
高橋:ちょっと比べないでください、恥ずかしくなってきちゃう(笑)。
DJ:ま、5年目なんですけども。何か、つまり、その、高校を卒業されてからの10年近くというのは、どういった生活をされてたんですか?
高橋:そうですね、19くらいからほっとんど生活が変わってないんですけど、結局こう、アルバイトとかをしながら、黙々と作り続けていたんですよね。デモテープを作ったりとか、オリジナルの曲を作ったりとか。で、僕ね、カヴァーとかをほとんどしなかったんですよ。コピーとかを。
DJ:ええ、ええ。
高橋:(コピーとかを)せずに、やみくもに自分でオリジナルを作ってて。
DJ:へえー。
高橋:それのせいなのか、すごい時間がかかって。で、結局初めて「これだ!」って納得する曲ができたのが24くらいで。
DJ:はあーーー。
高橋:それで、そこでまあ5、6年かかってますよね。で、その2年後くらいに初めてバンドを組めるんです、26くらいに。
DJ:はいはい。
高橋:それを2、3年くらいやって、やめて、それでperidots...を始めて、それでデビューをしたのが多分30過ぎくらいですよね。
DJ:へえーーー。その、ミュージシャンとしては、この最近のね、流れをみてくと、まあ「遅咲き」。
高橋:そうですね、遅咲き...? 今26くらいでデビューしてる人が「遅咲き」っていわれてるのを、今どっかで僕聞いて「ちょっとステージが違うな」って思いました...(笑)。
DJ:15歳とかいるじゃないですか。
高橋:そうですねー。
DJ:で、今日はですね、オリジナルフルアルバム「MY MIND WANDERS」リリース記念ということで、peridots高橋孝樹さんがですね、本籍地が...秋田?
高橋:そうですね。
DJ:で、えー、そのあと山形県山形県ではずっと生活されていたと?
高橋:そうですね。秋田は本籍というだけで、住んだことはないんですけども。
DJ:あ、そうなんですか。
高橋:生まれ育ちは山形で。うちの父親が秋田出身という感じですね。
DJ:秋田名物「とんぶり」と山形名物「玉こんにゃく」をご用意いたしました!(笑)
高橋:ありがとうございます。安い(笑)。安ぃ、安い(笑)。
DJ:や、安いって訳じゃない、キャビアみたいなもんじゃないですかっ、とんぶり!
高橋:特産物の最安値みたいな、両方とも(笑)。
DJ:あはっ(笑)、ちゃんとクラッカーご用意して盛らしてあるので、この後アルバムから曲をかけるんですが、その間に召し上がっていただいて。
高橋:いただきます。
DJ:ではっ、まずはリスナーの皆さんに1曲お送りしたいと思います。では、曲紹介お願いします。
高橋:peridotsで「オールライト」

DJ:今日はperidotsの高橋孝樹さんをお迎えしてますけれども、New Album「MY MIND WANDERS」からperidots「オールライト」をお送りしました。えーと、これはアルバムの中には入ってないものだと思うんですが、ミュージシャンの方からアルバムへのコメントが寄せられていて。Superflyさん「相変わらず美しい声にうっとり。ゆらゆら心地よいメロディにしっとり。心を委ねたくなるような作品です。また一緒に歌いたいなぁ〜。」だって。
高橋:はい。
DJ:blogも拝見しましたが、Superflyさんのコーラスとして参加されたこともあるんですよね。
高橋:ほうですね、はい。
DJ:玉こんにゃく、大丈夫ですか?(笑)
高橋:はい、今ちょっと口の中で、はは(笑)。
DJ:10年振りに玉こんにゃく食べた、とおっしゃってましたが。
高橋:ええ、久しぶりでした。
DJ:Superflyさん。
高橋:Superflyのプロデューサーの蔦谷さんという方が以前peridotsもプロデュースしてくれたことがあって、それでその流れでといいますか、紹介、引き合わせていただきまして、コーラスをすることになったんですけれども。
DJ:ふうーーん。
高橋:一瞬で終わっちゃいましたけど。
DJ:あ、そうでしたか。
高橋:あとはくだらない話をしてましたね、へへへ。楽しかったですね。
DJ:(笑)。え、ど、どんな話するんですか? 音の話ではなくて?
高橋:何かー、いやあのなんか、人の悪口とか。
DJ:はっはっはっは!
高橋:はははは。
DJ:いうんだ、いうんだ、やっぱり(笑)。みんな、そうなんだ。人間なんだ。
高橋:はははは、いや、それは冗談ですけど(笑)。
DJ:あとはスピッツ草野マサムネさんが。
「荒野にたたずむ一匹の狼、そんな絵が浮かびます。心の中にスルリと入り込んでくる不思議な歌声は聴いててクセになりそう。乾いた世界でわずかな潤いを、寒冷な季節にわずかな温もりを感じるような、強い音楽だと思います。」
高橋:もったいないお言葉。
DJ:でもそのアルバムの一番最後にいろんな人に「ありがとう」っていうことが書いてあって。
高橋:そうですね。
DJ:blogをみていても、その大変さ、嬉しさってのがすごく伝わってきたんですけども、どうですか? 「ようやくここまで」といった感じなんですか。
高橋:そうですね、やっぱちょっと緊張してますね。今までの、うーん、今までの作品はいろんな人が関わって、本当に「プロジェクト」としてやっていたという感じがあって。なので、何となく自分でも「逃げ道」があるなという、たとえばそれをけなされたとしても。でも今回の作品は本当にこう、誰と一緒にやるのか、曲順もそうですし、どういう作品にするのかっていうことまで自分で決めたので、もうこれ...を誉められたら勿論嬉しいですし、もしまぁ誰かから否定されたらば、もう自分のこととしてドンとこうくると思うので、今までにない緊張をもって、今ははい、思ってます。
DJ:音楽ってそれぞれ受け取り方が違うもので、おいそれと軽いことはいえないんですけど、僕はこの1枚を聴いて、いろんなことが後でわかってくるような? そんな音楽だなって思ったんです。
高橋:はい。
DJ:あの、一聴して、歌詞を一目みて、すべてがわかる、ものではないと思うんです。高橋さんの、あのperidotsの世界というのは。
高橋:はい。
DJ:だけど、そういう音楽ってたまに出会うんですけど。一年二年後聴いてみて、十年後でもいいんだけど、そこでまた意味がわかってくるような、そんな音楽だと思って聴いてた。メロディは大好きで、歌詞の世界は僕は難しいと思ったんです。だから後で聴いてわかってくるのかな、というような、そんな一枚だったと思いました。
高橋:そうですね。やっぱ長く聴いてもらいたいですし、何かこう、ある瞬間に、まあ何ヶ月か後でも何年後でも新しい発見が時々あるような、ものが、僕自身はリスナーとしては好きなので、そういうものができたのかなと思いますけども。はい。
DJ:あ、でも見た目はすごく真面目そうにみえるんですけども。
高橋:うーん、ふへへ(笑)。
DJ:高橋さん、忘れっぽいんですよね?
高橋:そうですね。はい。
DJ:「普段何も考えていない+過去のことはぽんぽん忘れていくので、あまりインタビュー向きではない」とblogの中でおっしゃっているんですけども(笑)。
高橋:そうですね。
DJ:そんな高橋さんにですね、ちょっと気になる質問をしてみたい。
高橋:はい。
DJ:題して「blog一問一答」! えー、これもし忘れてたら健忘症と認定されます。
高橋:ちょっと心配ですけども。
DJ:「去年の秋口から毎日飲んでいたのは何ですか?」
高橋:..(無言)。
DJ:え、嘘でしょ?(驚)
高橋:え(笑)、何だろう。
DJ:嘘だあ、あんな風に書いてあったじゃないですか。
高橋:ほとんど毎日飲んでいる? 去年の秋口から?
DJ:大好きだって。
高橋:大好き、何でしょうね...何ですかね? あはははは。
DJ:絶対正解すると思ってたから、コレ用意してたんですけど。
高橋:あはははは。あ、やばい俺...(絶句)。
DJ:コーラですよね?!
高橋:あっ、そうですね...(笑)。
DJ:はい、正解しなかったのであげません。
高橋:最近全然飲んでないです、そういえば。
DJ:ふふふふ(笑)。え、本当に? 本当に忘れっぽいんだ! え、じゃあ、えっと、えっと、「ビヨンセの歌声を表するなら、何とblogに書きました?」
高橋:えっと、何でしたっけね。ビヨンセの歌声...。えーーーっとーーー。何だ...。
DJ:ブーーーー。「完全にあえぎ声」と、貴方は評しました。
高橋:はっはっはっは(高笑い)。
DJ:それから、「セリーヌ・デュオンのラスベガスライブをブルーレイで観た高橋さん。驚いたことは何でしたか?」
高橋:あー、よかったよかった。えっと「汗をかいていないこと」ですね。
DJ:そう! あーっ、ちょっ、何でそこ覚えてるんですか。
高橋:あははは。
DJ:「最後まで一滴も汗をかかなかなかったこと。」 じゃあもうひとつ。
高橋:怖いー。
DJ:「高橋さんと同じ誕生日なのは? オバマ大統領と誰でしたっけ?」
高橋:えっと「野比のび太」です。
DJ:そうです!
高橋:あー(安堵)。
DJ:よかったあ。もー、もうやめとこ!
高橋:あはは(笑)、本当怖いですね、これね。怖いー。
DJ:もうね、blogもひとつのメディアですから! あの自分が表現されたことは覚えていただいて(笑)。
高橋:でも本当にねー、「あの時ああいったでしょ」っていわれて、覚えてないのは当たり前(?)なんですけど、それ自分の考えと反してるんじゃないか?っていうことまでいわれることがあって、すごい怖いんですよね。
DJ:え、ちょっと待って。ちょっと、peridotsのライブがありますが。peridotsツアー2010「MY MIND WANDERS」、これいつでしたっけ? どこでしたっけ?
高橋:えっと、12月11...日に、渋谷のWWWでやります。
DJ:よかった...! ほっと関係者、胸をなで下ろしてますが。
高橋:これ未来のことなんでね。
DJ:未来のことですもんね。 12月11日、Shibuya WWW。17:15 OPEN、18:00 STARTとなっておりますが、本当に一人でも多くの方にこのアルバムを聴いていただきたいと僕も思うんですが。
高橋:はい。
DJ:えー「MY MIND WANDERS」。では最後にこの1曲を聴きながら、高橋さんとはお別れになります。曲紹介お願いします。
高橋:はい、peridotsで「メトロ」。
DJ:peridots、高橋孝樹さんでした。ありがとうございました。
高橋:ありがとうございました。


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