FM NACK5「NACK AFTER 5」(書き起こし)


DJ:TODAY'S SPECIAL GUESTのお時間です。それでは早速ご紹介します。NACK5初登場です、1st Album「MY MIND WANDERS」をリリースしました、peridotsの高橋孝樹さんです!
高橋:こんばんは。はじめまして、よろしくお願いします。(バックに拍手の音)
DJ:よろしくお願いします。今日はスタジオの前にファンの方が沢山来てくれている訳ですけども。
高橋:ありがとうございます!
DJ:NACK5初登場、ということはこのスタジオも初登場?
高橋:そうですね、初づくしで。
DJ:どうですか? この公開というのは。
高橋:いや、ちょっと驚きました。こんな感じでやってるとは思ってなかったので。
DJ:ちょうど高橋さんが座っているところが正面なんですよね。
高橋:なんかすごいですよね。すごいみられてますけど(笑)。
DJ:当たり前じゃないですか、皆さん高橋さんをみにきてるんですから(笑)。
高橋:ありがとうございます(笑)。
DJ:そこはなかなかキビシイ席っちゃあ席ですよね(笑)。
高橋:テーブルの頂点ですもんね。お誕生日席ですね。
DJ:そこで高橋さん、この番組にはメッセージテーマというのがありまして。今日のテーマがね、「2010、我が家の一大ニュース」。何かございますか?
高橋:個人的には本っ当に衝撃だったんですけど、うちの母親がちょっと体調を崩した時に、うちの父親が、(僕が)実家に帰った時に、台所に立って洗い物をしていたっていうのがすごい衝撃で。本っ当になんにもしない人だったんですよ。
DJ:父さんですか。
高橋:団塊の世代の典型的な「頑固親父」みたいな人が洗い物をしていて、本当にちょっと凝視しちゃいましたね。
DJ:その前までは。
高橋:台所に入ったのなんてみたことなかったんですよ。それまでは。
DJ:「ご飯!」とか、単語で会話するみたいな。
高橋:典型的な、そういう人でしたね。
DJ:そういう姿をみるとまた逆に違った愛情が芽生えてくるんですね。
高橋:そうですね。「愛だな」って思いましたね。
DJ:親父のそういう姿ってね。
高橋:そうですね。ちょっと驚きましたけど嬉しかったですね。
DJ:でね、今日はちょいとHPの方も拝見させてもらいまして。出身が山形県ですね。で、山形で音楽の情報を集めるのは、小林克也さんの番組しかなかったと。
高橋:「ベストヒットUSA」。本当にそれだけでしたね。それだけが情報源で、その頃本当にチャートに上がってくる曲を中心にずっと聞いていましたね。
DJ:あー、そう! そうですか。克也さんはNACK5で番組もやっていらっしゃいますし。多分今日木曜日はこの番組聞いてる可能性高いですよ。
高橋:小林さーん。ふふ(笑)。
DJ:勉強させていただきました(笑)。
高橋:ありがとうございます、その節は。
DJ:それではそろそろ曲を聴かせてもらいたいと思います。それでは曲紹介をお願いします。
高橋:それでは、peridotsで「オールライト」。

DJ:改めてご紹介します。TODAY'S SPECIAL GUEST、昨日1st Album「MY MIND WANDERS」をリリースしたperidotsの高橋孝樹さん、お迎えしています。
高橋:よろしくお願いします。
DJ:まずは目の前に1st Albumがありますけども、ご自身の方から「ココこだわった、ココ聴いてほしい」というポイントがありましたら。まあ、全部が全部そうだと思うんですけども。
高橋:うーん、本当に初めて最初っから最後まで自分でいろんなことを決めていって、「誰とやりたい」とか「こういう曲順にして、こういうアレンジで」っていう風にしたので、本当にdetailまで自分としては聴いてもらいたいですけども、まぁでもあれですね、「solid」っていうテーマで録ったので、余計な音が入ってない、声とか歌っていうものが中心にどかん!とあって、余計なものなしで、それで勝負するっていう感じで作ったので、そこを聴いてもらいたいですね。
DJ:僕もこのアルバム聴かせてもらったんですけども、最初に感じたのが、歌詞がめっちゃ入ってくるんですよ。
高橋:ああ。
DJ:っていうのは、多分余計なものをそぎ落として。で、その「何を歌いたいのか」「何をいいたいのか」っていうのがもの凄く前面にバッ!って出ることによって、すっと入ってきますよね。
高橋:そうですね。プロデューサーの久保田光太郎さんっていう方の導きもあったんですけど、結局言葉というものがちゃんと伝わらなければ何の意味もないっていう。だからどんなに歌唱的に、歌としてうまくいったとしても、不明瞭な伝わり方だったらば、それはよしとしない、っていうので歌を録っていったので、それをいっていただけるとすごく嬉しいですね。
DJ:今日お会いする時に「これ聞こうかな」って思っていたんですけど、歌詞がね、やっぱり独特の世界観...って今僕平たい言葉でいっちゃいましたけど。
高橋:はは(笑)。
DJ:すごい何か好きなんですよ。
高橋:ありがとうございます。
DJ:で、多分この方は今までにいろんな本を沢山読んでるし、いろんなたとえばアートと呼ばれるような、絵とか何だとか感じるものを沢山吸収されてる方なんだと思ったんですよ。本とか結構影響されたものって沢山あるんですか?
高橋:って僕逆で、結局日本語のPOPSとかROCKってものをほぼ聴かずにきたんですけども。子供の頃はもちろん歌謡曲とか聴いてましたけど、18で「ミュージシャンになろう」と思った時から「みんな敵だ!」って思って(笑)。
DJ:「俺とは違うぞ!」と(笑)。
高橋:若気の至りで。わざと聴かないようにしてきて。その当時、THE BLUE HEARTSUNICORNだでわーっとなってる時にわざと聴かないで、洋楽ばかり聴いていたので。いざ自分で歌詞を書こうと思った時に、すごい大変だったんですよ。すごい後悔したんですよ。でもそれだけに、何の支えもなかったので、自分でどうにかするしかなかったので、結果的にこうなっちゃったってのはあると思います。だからいろんなものを吸収してっていうよりかは、何もないところからどうにかしようとした結果...のような気がします。
DJ:やっぱり沢山いろんな音楽を聴いていると、どっかで聴いたようなフレーズが頭に浮かんだりとか。多分そういうものがちょいちょい入ってくる可能性もありますよね。そこまでスパッと割り切って聴かずにきた、その部分での高橋さんの産みの苦しみの中からパラパラッ、パラッパラッと出てきてるのが、なんかもの凄く新鮮というか。
高橋:本当に何の座標みたいなものもなかったので、ちょっとね、聴いてくるべきだったと後悔した時もありましたけどもね。
DJ:そうですか。僕あとね、本当に聴いてて思ったのが、インテリジェンスが。マジで。え、何すか何すか自分で笑っちゃって。
高橋:いやいや(笑)
DJ:僕はそれをすごく感じた。
高橋:あ...そう(笑)、程遠いような気がしたんで笑っちゃったんですけども(笑)。
DJ:その辺りはね、皆さん聴いていただいて判断してほしいなと思いますけども。それではお知らせお願いします。
DJ2:peridotsの1st album「MY MIND WANDERS」は現在発売中です。そしてこのアルバムのレコ発ツアーがあります。タイトルは「PERIDOTS TOUR 2010 “MY MIND WANDERS”」東京では12/11(土)Shibuya WWWで行われます。詳しいことはperidots公式サイトをご覧ください。
DJ:今後の目標だけ、最後に教えていただけますか?
高橋:目標...というかもう本当にすでに2nd Albumを作りたいという欲求が出てるので、すぐにでも次の作品に手をかけたいというか、そういう目標があります。
DJ:そういう時が一番楽しいですよね。こう吐き出してやろう、作ってやろうという。
高橋:そうですね。今回はすごい楽しかったので、また楽しんで作りたいなと思って、次に向かっています。
DJ:僕らも楽しみにしています。またよろしくお願いします。
高橋:ありがとうございます。
DJ:それでは最後にもう1曲聴かせてください。曲紹介お願いします。
高橋:peridotsで「メトロ」。
DJ:今日のGUESTはperidotsの高橋孝樹さんでした。ありがとうございました。


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