SAKAE SP-RING 2008 @ 名古屋 REPORT

自分にとっては昨年のクリスマス以来のperidots。ものすごく久しぶりな気がして、開演時間が近づいてくるとこっちが緊張してきたりして。
こちらのいろいろな思いとは関係なく、(リハで出てきた時の)高橋さんはいつも通りマイペースな感じでしたが。


1曲目「労働」毎度注目せずにはいられない(笑)イントロもうまく行って、あぁ〜やっぱりこの声だ、この声を待ってたんだ ! と久々のナマの歌声にしばし感動。
終わってMC「7/23にアルバムがやっと出ます、そのアルバムの曲を全部やります」と宣言。
先日のZIP-FMで新曲を聴いてしまった自分としては、あの曲は聴けるのか?というのが、なんといっても最重要課題だったのが、見透かされたかのように、先に言われてしまった。
タイトル曲「EVERY LOVE SONG」はなんだか気恥ずかしいほどに、ストレートな歌詞、爽やかで親しみやすいメロディ。
初めて聴いたとき「なんかフツウっぽいんじゃない?」と少々物足りなさを感じてしまったのだけれど、とにかく、もっと伝えたい ! という気持ちがこういう形で表れてるのかな、と思ったり。

「秘密」 :「もう夏っぽくなってきましたが、次の曲はこんな日にぴったりの曲です…真冬の曲です ! 涼しくなっていいでしょ?」って(笑)。
そして「僕はいま恋をしています。なので、こういうラブソングには熱がはいります」とかなんとか。
は…? でもこんなにサラッと言われると、あ、そうなんだ、としか言いようがない(笑)。
そんなこと言うから次の「秘密」はいつもにも増して気持ちが入ってるかのように思えたけど、そうじゃなくて。
曲が始まったら、その曲の世界に自らを没入する、あの入り込み方は、いつだって半端じゃない。

次にハンドマイクで歌った「eyes」
歌う前「ワイヤレス !」と、ハンドマイクがワイヤレスなのが、なぜかうれしそうな高橋さん。
「(コードが)絡まらないから回れるんですよ」って、回ってみたりして、なんだか楽しそう(笑)。
それが、曲が始まると、もう何かに取り憑かれたかのように、その曲の世界にはいってしまう。
一気に空気が変わる。その落差と言ったら…。

「『EVERY LOVE SONG』にはいわゆるラブソングではない曲もはいっていますが、『EVERY LOVE SONG』には『Every song is love song』すべての曲はラブソングである、という意味も込めています。これからやる2曲は恋愛の曲ではないですが、どこかに愛がかくれています。さがしてみて下さい」と高橋さん。

「リアカー」はメッセージソングではあるけれど、ゴリ押しではないメッセージ(5/22のラジオで)。
でもとても強い意志をもった前向きな歌だと感じました。
先日のラジオでのオンエアを聴いて、ライブで早く聴きたいと思っていたこの曲。
今回はサポートがキーボードだけだったので、音源とはまたちょっと違った感じだったような。
それはそれでライブならでは、ということだけど、バンドでやると、結構壮大な感じになりそうな気がする。
歌詞をしっかり聴けたのは、よかった。
「君はどう思う」というところが、ずっと心にやきついて離れない。

そして、最後は「Freesia」
最近はラストをこの曲で〆めることが多くなったような気がする。
高橋さんもこの前、だんだん大切な曲になってきた、みたいなこと言ってたけど、私たちにとってもそれは同じ。
やっと今度のアルバムに入って、今まで手に入れられなかった人にも聴いてもらえると思うと、本当にうれしい。


久しぶりのライブ、もっともっと聴きたかったけど、イベントゆえ仕方がない。
高橋さん元気そうで、しかも相変わらずのマイペースぶり。
6曲とはいえ、中身はギュッと詰まってて、満足。
終わって後ろを見たら、お客さん結構いっぱいで、うれしくなった。
次のライブの予定が聞けなかったのは、不満だけど 、とりあえずアルバムの発売を楽しみに待ちたいと思います。

【topaz】