CROSS FM LIVE URUUBI@福岡 REPORT

イムズホール。ライブハウスじゃなくて、まさに「ホール」。椅子がズラッと並べられた会場。 広いステージの真ん中にあるテーブルにいつもの緑のマグ、そしてマイクスタンドがセッティング。peridotsは2番手です。

ギターを持って登場。いつものスーツに白のVネックTシャツ(パーマ落ちた?)。しんと静まり返った会場なのに、いきなり「ぅえーい!」と拳を天井に突き上げる高橋さん。一方にイメージが傾き出すと、いつもあえてはずしにくるよね、この方は。ふっと空気を緩めるというか。でもそんな風にバランス取らずに、不安定なら不安定なまま、ただそれをぶつけてくる以前のペリも好きなんだけどな。

「秘密」やるときに「もう暖かくなってきましたけど」っていってた。冬の曲ですが...もうすぐリリースですね。どんだけじらすんですか〜。椅子席だし、暗くて暖かいので「寝ると椅子にしかけた電気ショックが流れますんで」とかって牽制された。

「一時期戦争の夢ばかりみてました」と唐突に話し出す。「それがすごい臨場感で、戦争が怖い…今ある平和が失われるのが怖い」というようなこともいっていたっけ。「人間はいかに脳に支配されているかわかりました」とも。高橋さんがチューニングしながら話すのをしーんとしながら皆聞いていたのに、弾いてる弦とまわしてるペグが違ってたみたいで「…一段間違えてました(爆)」、シリアスな話だったのが一瞬で和らぐ(笑)。

そして「1年振りくらいにやります」と告げ始まったのは「Raining, raining」。もうお蔵入りになったのかと思ってましたよ。久々に聴けた〜。

「次やるのは『世界の終わりの歌』です」「でも自分が思い描いたのはすごく美しい景色でした」と話す。どの曲のことだろう?と思っていたら「ナッシング・イズ・カミング」。これも久々。この2曲を立て続けに聴いて、やっぱりこういうペリの世界観が好きだな…としみじみ思った。ギター一本弾きながら歌う姿、静かながら内なる体温がどんどん上がっていくような熱さを感じる。

今週のPOP BLUEで「『労働』イントロ間違っても恥ずかしくなくなった」とある意味問題発言してたけど、危ういながら無事クリア。「ナッシング・イズ・カミング」から「労働」の流れがすごくよかった。終わった後で「テンションが上がってしまいました…これは皆さんと連帯責任ですからねっ!」って。ハタからみたらお客さんは椅子に座ってただ聞き入っているだけなので、パッと見テンション上がってるかはわからないけど、吸い込まれそうでしたね。

ラストは「Freesia」。「関西&渋谷限定発売でしたが、好評頂いたので、何らかの形でリリースしたいと思います」っていってたけど、今日もらった「EVERY LOVE SONG」リリースチラシに「Freesia (new mix)」収録される旨の記載あるのに、本人はこのチラシ配布のこと知らないのかな…。まあ、本人の口からではないもののようやく新譜リリースが公式に発表されました。「4/23発売」の後ろに小さいフォントで「ほぼ決定(笑)」って書いてある微妙ななれなれしさが個人的には気になりますが。物販コーナー、ペリだけないのも理解に苦しみます。まあ、ラジオ「POP BLUE」でみせる表情とは違う、ぐっとシリアスな面もみせてくれて、peridotsへの興味をそそられた人もいるといいな(番組オンエア時間間違えて言い直してたけど苦笑、番組はもうすぐ終わってしまうそうで残念)。やっぱり生で聴いてこそのペリのよさなので、福岡ワンマン実現の布石になるといいな。

【yrrtnhr】