J-wave McDonald’s TOKYO REAL-EYES

J-wave McDonald’s TOKYO REAL-EYESにゲスト出演したものの書き起こしです。(番組ブログより:その1/その2


DJ(藤田琢己)●ここからは、初めましてになるんですよ。peridots、高橋孝樹さん、ゲストです。よろしくお願いします!
高橋●よろしくお願いしまーす。
DJ●僕はライブでも観させて頂いているので、一方的に3度目ましてとかそういう感じなんですけど。
高橋●(笑)そうなんですね。
DJ●今年のロッキンジャパンフェスでもライブ観させてもらってます。抜ける声と楽しそうなバンドサウンドと。お客さん入ってましたねー。
高橋●そうですねー、楽しかったです。
DJ●野外とかどうでした?
高橋●いつもそうなんですけど、野外ってちょっと変な感じですよね。でも、それは嫌な感じではもちろんなくて。やっていくとどんどん天井知らずで広がっていく感じがして。すごいいつも気持ちいいですね。
DJ●何でこの質問をしたかというと、僕の印象では今までライブハウスで一番最初に観た強烈なインパクトが残っててるんですよ。クアトロだったかな?ピンスポットライトがスーーーッと当たってて。周りに派手な照明もなく、高橋さん1人が弾き語りで。「ペリドッツ、複数形なのになー」って思いながら。
高橋●まだそんなライブをしてた時だったんですね(笑)。最近は結構、結構喋れるようになってきたんでね。
DJ●じゃあ時期によってというか。
高橋●昔は結構、緊張感というよりも、あまりMCでも喋らずに、っていう時期もあったんで。最近はラジオをやり始めた効果があるのかどうか、若干喋るようになってきましたね。
DJ●初めて登場ということもあり、peridotsそのもの、それから高橋さんの歴史も紐解いていきたいと思います。そもそも音楽にはまってミュージシャンになろうって思ったのってどういうきっかけなんですか?
高橋●音楽聴くのは昔から本当にすごく好きで。それこそ聖子ちゃんから始まり、チェッカーズになり、でチェッカーズを捨て(笑)、洋楽に走り、で小5くらいから洋楽を結構、友達の影響で聴き始めたので、それから結構のめり込むように…。
DJ●どんなところをはまりましたか?
高橋●僕出身が山形なんですけど、ベストヒットUSA*1だけが情報源で。ずっといわゆるチャートものを聴いてました。だからいわゆる渋いロックみたいなのはずっと後ですかね。その時はプリンスとか、ジャネットジャクソンとか、いわゆるブラックコンテンポラリーとか、ハードロックのPOPなやつとかを中心に聴いてた覚えがありますね。マドンナとかね。で、徐々に高校になって初めて、いわゆるクラシックロックとか聴いてる友達がいて。それこそストーンズビートルズ、アレサフランクリンとか色々なディープなやつをどんどん教えてもらって。それでもっとはまっていったんですね。で、僕、周りに音楽やってる人が全然いなかったんで、それまで自分が聴くだけなんだろうな、ってのがあったものが、ギターをやってる友達が1人できて。そっから「あれっ?」って感覚が変わり始めたんですよね。「あ、音楽を作るっていうことも、そういえばまぁやろうと思えばきるんだ」ってそこで初めて気づいて。僕こうみえて部活少年で、バスケットボールばっかずっとやってたんですけど。それが途絶えた感じになるのと同じぐらいの感じで。「あ、バスケットボールだけが人生じゃないしな勿論」と思って。それで人生1回きりだし、と思って。「俺には何が向いてるんだろう?」とよくよく考えたら、何故か音楽っていうところに落ち着いちゃった、っていう。今考えればまあ安易な考えだった感じでしたけど(笑)。
DJ●電撃のように、打ちのめされた何かの1曲があったとか「もうこれしかない!!なりふり構わず!」といった感じではなく?
高橋●僕の場合は「大人になって何になろうかな?」って思った時に思いついたのが音楽だっていう感覚ですかね。
DJ●そこからもう「やるなら自分一人で」っていう感覚だったんですか?
高橋●いや、全然そういうのはなくて。ギターをやってる友達と「一緒にやろう」っていってた時期があったり。それがうまくいかなくなって、1人で部屋にこもって曲とか作ったり時期がありつつ。で、色んな人と「やろうかー」っていってみたり、うまくいかなかったり。っていう時期がだーーっとあって。結局初めてバンドを組めるようになったのが26だったんですよ。だから僕18で音楽やろうと決めたんですけども、「その間の8年なにやってたの?」とよくいわれるんですけど(笑)。
DJ●そしてちょっと遠回りはしたようにみえるけれども、ここへきて新作ができあがりましたんで。曲の後にまた色々とお話をうかがっていこうと思います。じゃあ新曲、曲紹介お願いします。
高橋●じゃあ新曲で「9月のソーダ」。

 ♪9月のソーダ/peridots

DJ●「久々の新曲について、前作リリースからこれまでの活動について、今後について色々話聞かせてくださいね」と○○さんからメッセージ頂いています。
高橋●はい、ありがとうございます。
DJ●そうなんですよね。ライブでは観ているけど、音源とか結構手にしてない方もいっぱいいらっしゃるんですよね? たとえば「Freesia/When the sun goes down」は、タワレコ限定で?
高橋●最初は関西限定ってことだったんですが、あまりにもちょっと(他の地域からの)ブーイングがあったので(アハハーと高らかに笑う)、タワレコの渋谷だけで売らせてもらったんですけど。
DJ●それで、ようやく皆が手に入る条件が「9月のソーダ」で揃ったという感じもします。でも新曲に関しては1年ちょっとぐらいかかってリリース。しかも、詩曲全部手がけてるかと思いきや、今回はsingerとして。
高橋●そうですね。初めて他の方から作って頂いた曲を歌う、performerに徹するという感じに今回はやってみましたね。
DJ●それはまたどういう経緯で?
高橋●もともとperidotsという複数形であるのもわかるんですけども、僕バンドを組もうと思ってたんですよ。でもバンドメンバーが決まる前に色んなものが決まり始め、進み始めちゃったんで、結果的には1人でやってるんですけども。何かこう... 「僕だけの世界を研ぎすませていって」っていうのではなくて、色んな人とのコラボレーションというのは最初からスタンスとしてあったんです。今回は作曲の蔦谷さん*2に出会って、「蔦谷さんが作った曲を歌ったらどうなるんだろう?やってみようか」という話から始まり。で「それだったら歌詞も他の人に頼んで、人のことばを僕が歌ったらどうなるのかな?」っていうので。実験?てのとはまた違うんですけど「トライアル」として色んなことをやっていったら、意外や意外、すごくいい仕上がりにどんどんなっていって。「9月のソーダ」っていう曲の勢いをスタッフも僕もすごく感じていて。今回のシングルとしてゴールインしたという、そういうイメージですかね。
DJ●じゃあ活動に関していうと、もう大きくいっちゃえば、「peridotsという1つの音楽的出会い」っていう。ライブをやるにしても、とらわれずに。
高橋●peridotsっていうのは「出入りの激しいバンド」という言い方をよくするんですけど。参加してくれた人は「peridots」っていう。出て行く場合もあるし、で新加入があって、みたいな。ライブをするにしても、曲を作るにしても。こっちが勝手にいってることですけど、「えー今じゃあお前peridotsね」みたいな(笑)。そういう「今だけperidots」みたいな。だから長い付き合いの人もあれば、そうじゃない人もいるんでしょうけど。何かやたらと出入りが激しい、っていうイメージでやってるんで。これからもどんどん色んな人とのコラボレーションがあると思います。
DJ●色んな刺激だったり、化学反応が沢山、その都度その都度生まれていきますもんねぇ。
高橋●それを期待して、やっぱりやっていきたいと思いますね。
DJ●そうなると弾き語りもアリだし、バンドのGrooveで聴かせてみせるのもアリだし。
高橋●そうですね。たとえばワンマンライブなんかすると、編成を曲によって変えたり、アコースティックコーナーみたいなのがあったり、1人でやるのもあって。それは色んな流れがあって、編成があるんで。それも楽しんでもらえると思うんですよね。
DJ●...じゃあ、観るライブ観るライブ見逃せなくなりそうですね?
高橋●そう思って頂けるとありがたいんですけれども(笑)。
DJ●「ああ、ああいう感じね」ってのがないんですもんね。
高橋●そうですね。
DJ●じゃあ全部観なきゃダメか(笑)。
高橋●お願い致します(笑)。
DJ●近いところで考えてているライブってのはあります?
高橋●今は次のシングルの準備などもありつつ。インストアライブはあるんですけども。いわゆるワンマンライブとかはとくに予定はなくて。とりあえずレコーディングと楽曲制作してる感じですね。
DJ●わかりました。じゃあ、またその作品が届き次第皆にもまた聴いてもらえるんで、引き続きよろしくお願いします、いう感じですね。
高橋●はい。
DJ●今日はゲスト、peridotsの高橋孝樹さん、ありがとうございました!
高橋●ありがとうございました。


【yrrtnhr】

*1:小林克也がDJを務める有名な音楽番組。テレビ朝日http://www.tv-asahi.co.jp/besthitusa/BS朝日http://www.bs-asahi.co.jp/usa/index.html

*2:蔦谷好位置。作詞作曲プロデューサーとして活動する一方、キーボードプレイヤーとしてライヴ活動を行うなど活躍の場は多岐に渡る。http://ko1sound.com/